※文章の前の「弟」はカイロプラクティックを勉強している弟子で
「師」はカイロプラクティックの達人の師匠という設定です。
弟「先生!!テーマのアジャストのための用意って、何ですか?」
師「うん、アジャストの前にするべきこと、考えておくべきことさ」
弟「というと?」
師「私がアジャストの勉強中の時に、疑問に思ったことがあるんだ。
それは何かというと、アジャストしにくい人としやすい人がいることでね」
弟「しやすい人?しにくい人?」
弟「先生~。それは関節が柔らかい方はしやすいでしょうし、固い方はしにくいでしょ~。
当たり前のことじゃないですか」
師「いや、そのとおりなんだけど、じゃ~なぜ関節が固くなるのかな?」
弟「それは関節を動かさないからじゃないんですか?
だから僕たちが関節をアジャストして、動きをつけていってあげるんじゃないですか」
師「関節を動かさないってことは、どういうことだろう?」
弟「どういうことって!?別にどうもこうもないですよ~、そのままです」
師「関節を動かさないってことは、筋肉が動いていないことだよね~」
師「関節を可動させるためには筋肉を収縮させて動かすけど、関節が固くて
動かないということは、筋肉を刺激すればいいということだよね」
弟「はい、確かにそうですね」
師「だから筋肉を刺激したらいいんだけど、よくよく考えると筋肉を刺激する
施術テクニックはいくらでもあるよね~」
師「で、私は思うのだけど一番重要なのはどの筋肉を刺激するか、が重要だと思うんだ」
弟「どの筋肉?」
師「うん、例えば上半身の大きな筋肉でいえば僧帽筋ってのがあるけど
この筋肉を緩めてみれば、間違いなく背骨のズレは最初の触診したときとは
変わるけど、でも何かすっきりしないんだよ」
弟「すっきりしないとは?」
師「うん、背骨を触診するとまだ固い部分が残るんだ・・・・・。」
師「そこで思ったのさ、背骨の各関節に密接に関係する筋肉があることを」
弟「密接に関係する筋肉?」
師
弟「深部筋。深層の筋肉ですね」
師「そうさ・・・それでその深部筋にアプローチしようとして、押したりするんだが
どうにも思ったほど固さがとれないんだよ。伸ばそうと思っても短いしね」
弟「あっ!!!ぴんときましたよ!!そこでアジャストが必要になるんですね!!」
師「そうだよ!!そこでアジャストが必要になるのさ!!
アジャストはその深部筋をストレッチして伸ばすようにできてある」
師「だからその深部筋の存在を知らずして、アジャストをするというのは
自分がその関節に何をしようとしているのかが、全くわかっていないということになるね」
師「そのズレはどの深部筋が緊張しているか!?
それこそがアジャストをする前に絶対に知っておくことだよね」
師「そして大きな筋肉の状態をできるだけ緩めておいて、
正常に近い状態にしておくことが無理なアジャストを防ぐと思うんだ」
師「だからやっておくべきことというのは大きな筋肉を正常にすることかな」
弟「お~~なんか今日はまた勉強になりました。このテーマまだ続きはありますか?」
師「この続きはメルマガ編集本で!!」