カイロプラクティックの理屈からカイロアジャスト上達までカイロのホントのところでおまかせ!!
















骨盤のアジャストで一番使われる体位は・・・・・?


これってメルマガ読んで頂いている方には解りますよね~。


側臥位(サイドポスチャー)ですね。


これはもちろん腰椎にも一番使われる体位です。


私はサイドポスチャーを制する者は腰椎から下のアジャストを全て制すると


思っています。(おおげさではありません)


で、サイドポスチャーには重要なことがあります。


コンタクトがどうのとか、力の方向がどうのとか、ロックがどうのとか、


いろんなポイントがあるんですが、その前に患者さんがどのように横になって


寝ているか?ということがポイントなんです。


足がどのようになっていたら、骨盤にうまくコンタクトできるか?


ベットのどこの部分に寝ているか?


そもそも患者さんが横になっていて、どこかが痛くないか?
(肩が痛い方が多い)


などをアジャストの前に、絶対にチェックしていないといけないですよね。


細かなことですが、サイドポスチャーを制するためには


非常に重要な事柄です。


そしてサイドポスチャーをするときに絶対にしてはならないことがあります。


立位で患者さんに上半身を右に捻ってもらって痛い場合は


体の右側を上にしてのアジャストはあまり好ましくないです。


逆も同様です。


基本的なことなのですが、アジャストの時に患者さんに


「痛いっ!!」ってよくいわれる人は、この部分から


見直すべきです。(とくに腰を捻るようなアジャストをする人は・・・。)


患者さんが痛いといっている方向にアジャストするということは


完全に間違っております。


骨盤の関節でおもにアジャストするところは仙腸関節ですが


この関節・・・・「動くか」「動かないか」という議論がありますが、間違いなく動きます。


でも「動きます」というほど動かないのも正解なんです。

 
何がいいたいかというと、アジャストするときに非常にオーバーアクションでする人が


いますが、ほんの少しの可動性しかないところに、側臥位でびっくりするぐらい


患者さんを動かす方がいます。


どう考えてもこれはおかしいですね。


「仙腸関節がずれている」


この言葉は非常に誤解を与えやすいですね。


そういえば、師匠がよく言いました。


「仙腸関節が後方下方にズレかかっている」


;これは筋肉が関係していて、後方、下方にもっていくと具合が悪くなるよ~。


というニュアンスの言葉です。


この意識でアジャストするとアジャストの感覚が身に付き、少しの力で


患者さんに負担がなく、そして正確なアジャストができます。


言葉のニュアンスだけでもテクニックが変化することを覚えて下さいね。

次にアジャストに一番重要な関節ロックですが、その前にまた重要な基本があります。

関節をロックするための順序として、ある動作が2種類存在します。


それは・・・・


「圧迫」と「牽引」です。

  
圧迫はわかりやすいと思いますが、関節ロックで牽引は意外ですよね・・・。


牽引をすると、筋膜を緊張させることにより関節ロックに貢献します。


アジャストをいとも簡単にしてしまう方は、感覚的にはおわかりになると思います。


で、ついでにいうと・・・・。


牽引だけでは関節ロックはできません。


関節というのは3つの軸があって動きます。


屈曲(伸展)、側屈(左右)、回旋(左右)です。


関節ロックは、全てこの3つの軸のコントロールで決まります。


例えば、牽引+屈曲+側屈でロック!!という感じです。


つまり牽引と2つの軸のロックで、関節がロックしやすくなるということです。

メルマガ総集編 解説本では頚椎のモーションパルぺーションで使われる牽引を紹介しています。




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