カイロプラクティックの理屈からカイロアジャスト上達までカイロのホントのところでおまかせ!!
















骨盤の関節でおもにアジャストするところは仙腸関節ですが


この関節・・・・「動くか」「動かないか」という議論がありますが、間違いなく動きます。


でも「動きます」というほど動かないのも正解なんです。

 
何がいいたいかというと、アジャストするときに非常にオーバーアクションでする人が


いますが、ほんの少しの可動性しかないところに、側臥位でびっくりするぐらい


患者さんを動かす方がいます。


どう考えてもこれはおかしいですね。


「仙腸関節がずれている」


この言葉は非常に誤解を与えやすいですね。


そういえば、師匠がよく言いました。


「仙腸関節が後方下方にズレかかっている」


これは筋肉が関係していて、後方、下方にもっていくと具合が悪くなるよ~。


というニュアンスの言葉です。


この意識でアジャストするとアジャストの感覚が身に付き、少しの力で


患者さんに負担がなく、そして正確なアジャストができます。


言葉のニュアンスだけでもテクニックが変化することを覚えて下さいね。

     
        
さて次ですが、骨盤の最大の疑問である


「仙腸関節は2つありますが、どっちをアジャストするんですか?」という疑問です。


これは私も勉強中に疑問にぶつかりました。


でも、もうひとつ疑問にぶつかりませんか?


「仙骨と腸骨ってどっちがアジャストなの」って?


両側の腸骨以前の問題で仙骨か腸骨か・・・・。


当たり前の疑問ですよね。


でも臨床している先生は、こんなことすでに熟知しているし、簡単なことですから


いいと思うのですが、普通に勉強している方にとっては難題です。


どちらがアジャストをしていい関節か、経験でカバーできる部分も確かにあると思います。
(学校の時からそう思っていましたし、開業してさらに思いました。)


でも理屈好きな方やそれでは納得してできない方がいるんです。
(私みたいに・・・・笑)


で、やっぱりあるんです。理屈が。


私が骨盤を観るために頭の中で考えている順番です。


1.まずは骨盤に問題があるか胸椎・腰椎に問題があるか。
↑↑↑
(あくまで触診のことを書いてます)


2.骨盤に問題があるとしたら仙骨か腸骨か?


3.最後に仙骨に問題なしとなったら両側の腸骨のどちらに問題があるか。


最初に問題提議した「どちらの腸骨をアジャストするか?」


この問いに絶対に1.2をクリアしないといけないと、私は思うわけです。
(理屈っぽいですが・・・)


だからまず全体をみることなんですが、

「1については骨盤の傾きが重要になります。」

それで腰椎・胸椎のほうがおかしいのか、骨盤がおかしいのかがわかります。


ここで重要になるのはやはり骨盤の静止触診になるのですが、触診するチェックポイント


があって、それを用いて骨盤をチェックしていきます。


★触診チェックポイント

1.両側の腸骨稜

2.PSIS(後上腸骨稜)

3.仙骨尖

4.坐骨結節

上記の触診チェックポイントの写真ははメルマガ総集編・解説本に掲載しております。

ざっと、この4つのポイントです。(もっといっぱいありますが・・・)


で、このチェックポイントによって頭の中で、骨盤がどのような状態かを整理していくわけです。


骨盤に異常ありか?もしくは腰椎・胸椎に異常ありか?


たとえば骨盤のチェックポイントで「腸骨稜の左が右より上。」


「後上腸骨棘も同じく左が右より上。」

この2点だけである程度絞れてきます。
(奇形があるのでこれだけでは不十分ですが。)


腸骨稜とPSISが両方とも同じく高い場合は、これはすでに現時点では腸骨の問題はありません。


全部左が高く上がっているということが考えられます。
(もちろん右が下がっているという考えもできます)


こうなった場合は、私はすでに腸骨アジャストのイメージが頭から離れています。


要するに「アジャストはしない」ということです。


何回もいいますが、現時点では、ということです。


ではこの場合は何が考えれるか?


次にみるのが仙骨尖です。これが重要です。


さっきの例で左骨盤(腸骨)がすべて右より高い場合で考えると


仙骨尖をみたときに、左が右より高い場合は骨盤全体が左が高く傾いていることを


示しています。この時点で骨盤全体が左が高いことが決定してますので、骨盤ではなく


脊柱に問題のあるところを探します。逆にこのときに仙骨尖が右が高い場合は腸骨とは


逆の傾きになるので仙骨の問題を疑います。


とにかく問題をこのようにして絞っていくと、アジャストの部分が


わかりやすくなってくるのです。


私の臨床では骨盤を触診すると一番多いパターンが、

前述の骨盤のチェックポイントで全て「右が高い」もしくは「左が高い」という

触診結果がでます。

これは何を意味するでしょうか?


あくまで私の推論ですが、大きな筋肉が作用していて、全体的にダイナミックな


動きで片方側が、全て低い、もしくは高いというふうになるということだと思います。


少し筋肉をさわってほぐしてみたりすると、さっき触診したチェックポイントに


変化がでてきております。(やってみてください)
(仙腸関節に問題が・・・など)


何かしらの骨盤の変化がありますから・・・・。


あ、そうそう、うつ伏せに寝てから5分くらい、何もしなくても変化がありますよ。


さてさて、ここから何が考えられるか?です。


実はDVDでも触れているのですが・・・


触診!!触診!!って皆、よくいってますが、筋肉を緩めて触診や


モーションパルぺーションしてみてください。ものすごくわかりやすくなります。


それを知っていて触診するのとしないとでは、大きく変わってきます。


多くのカイロプラクターの卵達が困る最初の壁。


それが触診のわかりづらさ。


方法などは言葉では伝えにくいので自分であみだしてくださいね。

        


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