カイロプラクティックの理屈からカイロアジャスト上達までカイロのホントのところでおまかせ!!



カイロのホントのところ メールマガジン最新号

2006/12/14 -073号-

【チャレンジアジャストは2回目まで】

     □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□          ※当メルマガはこんな方におすすめです。

       1)柔整師・鍼灸師もしくはカイロの学生さんでより深くカイロを知りたい方

       2)アジャストがうまくなりたい方

       3)完全に納得したアジャストをしたい方

       4)理論家でありながら技術を身につけたい方

       5)アジャストを教えることができるようになりたい方

       6)今の自分のアジャストに疑問をお持ちの方


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    ●このメルマガの読み方。

       1)一応に解剖学の知識もしくは少しカイロプラクティックを
      知っているという方が読むとおもしろいと思います。

       2)たまに専門用語がでてきます。できるだけ説明は入れていきますが
      調べれる範囲で皆様もご自分でお調べ下さい。
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  ●はじめに

    こんにちわ!!古谷で~す。

    なんと!!なんと!!もう12月です!!


    (そんなにびっくりしなくていいですが・・・)

    早いですね~。

    クライアントさんとも話していたのですが、


    ついさっき今年の正月を祝ったように感じます。

    20代後半の時からかなりスピードが上がっている感じですね。

    何もしなかったら、そのまま将来も何もできていない自分がいます。

    事を起こすタイミングはいつも「今」。今をおいてほかにはないということを

    自分にいつも言い聞かせています。

   
   

   ●セミナー情報

    2007年のセミナー予定をアップしました!!

    来年はまたまた新しいことにチャレンジいたします。

    各セミナーの詳細はまだ決定していませんが、

    現時点からの予定よりもセミナーは

    増加すると思います。

    いろんなところからのジョイントセミナーのお話もきているので、

    来年は楽しみにですね!!

    http://www.chirobasic.com/yotei.htm
        
    


     ●DVD情報

    やっとこそさ完成しました!!

    新しいベーシックコースセミナーDVD<脊柱・骨盤編>のバージョンアップ版!!

    その名も『触診完全セミナーDVD<脊柱・骨盤編>』。
 
    今回は編集の遅れで予約まで頂いていた人にご迷惑おかけいたしました。

    今週の火曜日から発送しだしていますので、

    ご予約されている方はもう少々お待ち下さいね。


    正式販売は在庫が全くありませんので、在庫に多少の余裕がでてきたら

    開始いたします。

   

   

                       それでは本日もいってみましょう!!
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                      【チャレンジアジャストは2回目まで】

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  今号は前号からの続きで「チャレンジアジャストは2回目まで」というテーマです。

  
  前号で「チャレンジアジャスト」のことを書きましたが、復習として

  
  チャレンジアジャストとは・・・・


  「最初のアジャストのアクションの補正を行うアジャスト。」というものです。


  くどいようですが、私の勝手な造語ですのであしからず・・・。


  で、今回はもう少しお話を深くしていきたいと思います。


  タイトルに書いていますが、チャレンジアジャストは本来、

  何回もするものではないです。


  まして、音がしないからといって、ロックもとれていないのにアジャストを続けるのは


  もってのほかだといえると思います。


  私も専門学校時代にチャレンジアジャストは何回も連続でしましたが、

  これを臨床でやってしまうと、


  間違いなくその日、もしくは次の日にクライアントさんに問題が起こります。


  毎回お話しているようにアジャストはそれほどきついものなのです。


  そういったことを考えると、チャレンジアジャストの2回まで

  というのが意味があります。


  私自身の経験ですが、チャレンジアジャストの1回目で決まることが多いです。


  これには理由があって、チャレンジアジャスト前の

  最初のアジャストのスラストの時に


  ある種の手応えを感じます。

  
  その手応えとは、「関節の可動域の幅」だったり、「関節の狭窄感」であったり、


  「関節自体の細かな柔軟性」だったり「関節の固い方向の角度」など、


  いろいろ感じるわけです。


  チャレンジアジャストの1回目のスラストアクションの時には、


  上記の感じたことを一瞬で解析して、


  手にインプット(脳)した後におこなうアジャストなので決まりやすいわけです。


  チャレンジアジャストは最初のアジャストを分析した結果といえますね。



  では2回目のチャレンジアジャストはどうかというと、


  いっきにアジャストのメリットよりもリスクのほうが増してくるように感じます。


  1回目の分析結果からの補正のアジャストで、まだ成功しないわけです。


  ここで考えられることがおおまかには2つあります。


  まずひとつめは、


  1.実はアジャストしようとしているところがフィクセーションではない。


    これは、恥ずかしながら私もたまにあります。

    どれだけ触診技術が上がろうともクライアントさんの状態などによって

    触診結果が変化するんですね。


    でも、この問題はチャレンジアジャスト移行前の最初のアジャストの時に

    わかることが多いです。ちなみに私は関節ロックの時にわかります。

     (ロックがとれないですね。)

    緩い感じがしてアジャストの方向に固さが感じらられないというものです。

    この時は素直にすぐやめます。


    触診に絶対の自信は必要なのですが、ロックもとれないような部分で

    無理にアジャストしようとすること自体がクライアントさんにとっては

    いい迷惑です。

 

    そして2つめは、



  2.自分が思っているよりも関節可動域の範囲が先にあり、


    そしてクライアントさんが同時に緊張状態にある。

    
    施術家は最初のアジャストの時に関節可動域の


    最終までいかずにスラストしてしまい、


    次にチャレンジアジャストの1回目を続けて実行すると、


    今度はクライアントさんの力が抜け切れておらずに、


    結局アジャストができないパターンです。



  上記の2つですが、1つめの例ではもちろんアジャストは続けておこないませんが、

 
  2つめの例に限ってはチャレンジアジャストの2回目をします。


  この場合のチャレンジアジャスト2回目はタイミングをずらしてアジャストをします。


  このとき、クライアントさんはチャレンジアジャストの


  2回目となってくると相当緊張もでてきてます。


  ですので2回目のチャレンジアジャストは、スラストのタイミングをずらしながら、


  関節可動域の端のいっぱいまで持っていくことが必須になってくるということです。


  私的にタイミングのずらし方はチャレンジアジャスト1回目の次に

  すぐさま、瞬間的に

  
  2回目のチャレンジアジャストをします。


  なぜならば、アジャストの瞬間に力を入れる人は力を入れた一瞬の後に隙ができる


  タイミングがあるからです。


  (格闘技に例えると、攻撃を繰り出した後にできる隙にに  ています。)


  このタイミングを逃さずに狙います。



  最後に3回目以降のチャレンジアジャストのことです。


  結論からいうと、3回目からのチャレンジアジャストは、経験上


  「ほとんど成功しない」と考えたほうがいいと思います。


  3回目からのチャレンジアジャストはほとんど無意味ですし、


  アジャストしようとする部分を


  傷める可能性があるばかりか、その部分以外のところにも無理がかかります。


  クライアントさんもさすがにここまでくると心地よいものでもなくなっているはずです。


  相当な自信があってもまずは控えるべきではないでしょうか。



  関節アジャストについて専門学校の時にお世話になった先生の言葉が


  今でも頭に残っています。



  「お腹の上に置いた大根だけを切るようにアジャストだよ・・・・・・・。

   大根が切れてないと無意味だし、切りすぎたらお腹を切ってしまう・・・・・」



  
 
  
                           今日はここまで。
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┃                                  
┃【今日のホントのところ 】                
┃                                  
┃■チャレンジアジャストは1回目が決まりやすい。

┃  なぜならば最初のアジャストをかなり分析できるからだ。


┃■チャレンジアジャストの2回目は条件がそろえば可能である。

┃  その条件は施術家の最終の可動域の勘違いとクライアントさんの

┃  力が抜けていないことが重なっているとき。


┃■3回目のチャレンジアジャストの成功確率は著しく落ちるだろう。


┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━「カイロのホントのところ」
 

            
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  ●アジャストコーディネーターフルヤの読書部屋!!

   ★個性を捨てろ!型にはまれ! ★ 三田 紀房 著

   いや~2006年も終わりに近づき、最後の最後でやられました(笑)

   面白くてうなずける内容です。気持ちが良かったですね。

   皆さんご存じの「ドラゴン桜」の著者の方が書いた本です。

   インパクトのある題名ですが、題名に負けない内容ですよ!!
   
  
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    ●編集後記


   今回も最後までお読み頂きありがとうございます。

   触診完全セミナーDVD<脊柱・骨盤編>がやっと完成しました。

   今回のパッケージは格好いいです。

   出来上がってきたときに思わず大きな声で「お~かっこええ~」なんて

   センターで言ってました。

   いろいろな部分で苦労した甲斐があって、非常によくできていると自負しています。

   
   来年は春前に<頚椎編>をバージョンアップいたします!!

   いつも、いつも、ありがとう!!感謝!!

 
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