カイロプラクティックの理屈からカイロアジャスト上達までカイロのホントのところでおまかせ!!



カイロのホントのところ メールマガジン最新号

2006/06/29 -061号-

【アジャストの回数を重ねるということは・・・・】

     □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□          ※当メルマガはこんな方におすすめです。

       1)柔整師・鍼灸師もしくはカイロの学生さんでより深くカイロを知りたい方

       2)アジャストがうまくなりたい方

       3)完全に納得したアジャストをしたい方

       4)理論家でありながら技術を身につけたい方

       5)アジャストを教えることができるようになりたい方

       6)今の自分のアジャストに疑問をお持ちの方


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●このメルマガの読み方。

1)一応に解剖学の知識もしくは少しカイロプラクティックを知っているという方が読むと
  おもしろいと思います。

2)たまに専門用語がでてきます。できるだけ説明は入れていきますが調べれる範囲で
  皆様もご自分でお調べ下さい。
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  ●はじめに

   こんにちわです。古谷です。
      
   雨が多いですね。

   施術院にもこの季節の旬な(?)クライアントさんが来られています。

   

   「病気記念日」ってご存じですか?ま、「症状記念日」でもいいのですが

   ちょうど1年前の時期に同じ症状がでるといった感じです。

   2日前にもかみ合わせが悪くなったと1年前と同じ症状で来られました。

   不思議なもんですね。

   
   
    ●セミナー情報

   ベーシックコースセミナーを9月10日・17日に開催します。

   詳しい案内は下記です。

   募集は7月1日から開始いたします。(申し込みの解禁日が近づいてきましたね。)
       ↓↓↓
   http://www.chirobasic.com/seminasyoukai.htm
   
   
   アドバンスコースセミナーは10月1日・15日 11月5日・19日に開催します。

   詳しい案内は下記です。(ページの中程からアドバンスコースの案内です)

   募集は8月1日から開始します。
    ↓↓↓
   http://www.chirobasic.com/seminasyoukai.htm
   


    ●DVD情報

    ■傷めない頸椎アジャストセミナーDVD

     今週中にセミナー参加の方にDVDを発送しますね。

     販売のほうは7月中旬になりそうです。
   
     今回は後頭骨のアジャストのポイントをテキストレポートに付属させてます。
 
     

 
    ■間違いだらけの胸椎アジャストDVD進行状況

     胸椎アジャストDVDですがやっぱり膝を使ったアジャストが中心に

     なりそうです。もちろん手を使ったアジャストも入れようと思います。

     乞うご期待!!
     




                      それでは本日もいってみましょう!!
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                       【アジャストの回数を重ねるということは・・・・】

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  本日のテーマは、「アジャストの回数を重ねるということは・・・」です。


  施術院を開業していると新しいクライアントさんが毎日ではないにしろこられます。


  私の施術院にも多い日で新しいクライアントさんが3人きたりしますが


  再来院する方のほうがもちろん断然多くなります。



  再来院の方は自分の状態がまだ思わしくない、もしくは今の良い状態を維持したいなど


  要望はそれぞれあるでしょうが、これはもちろん施術者がしっかりクライアントさんを導きながら


  体の状態をそのつどみて判断していくことが重要になってきます。



  その判断基準の中にはいろいろな要素が含まれていくのですが


  私は数ある判断基準のひとつとして


  「前回アジャストした部分をみる」ということが入っています。



  アジャストを昔に専門としていた方からよく聞く話ですが、


  「アジャストをしてもその部分が次の施術の時には戻っている。


   アジャストはあまり効果がないのでは?」とお話しされます。



  これは私も非常に思うことで真っ向から否定はいたしません。


  なぜならばアジャストしてもその部分は、次の施術の時に戻っていることのほうが多いからです。


  でも戻ることは当たり前だと思いませんか?


  だって今までそのアジャストした部分はそれで良かったわけです。


  それを無理矢理(?)元に戻そうとしてアジャストするわけですから


  反発があって当然で戻ることは覚悟しておいたほうがいいです。



  でも今一度考えてほしいのですがアジャストというのは


  【関節のセンサーの再教育】なんだということなんです。

  
  そしてアジャストの回数を繰り返すことにより、その関節の再教育はより強固に脳に刻みこまれ

  
  状態を維持するのに十分な情報が脳に伝わり浸透していくのです。

  
  
  不正常な状態とは関節のセンサーが、本来は不都合である状態を正常と見なしている状態なわけですから


  それを何回も「正常はここなんですよ!!」と教え込まないといけないわけです。


  それをたった1回の関節の再教育で元に戻せると思ったら大間違いです。



  私の施術院に2週間に一回のペースで来院されるKさんは、いつもC6のRPSがありました。


  実はこのC6ですが十数回続いたんです。


  しかし最近になってC6のRPSが完全になくなりました。


  もちろん他にも施術したところはありましたが、時間がかかったとはいえ


  関節の再教育を完全になしおえた感じがあります。



  開業当初はズレがある部分をアジャストして、次回はそこの部分のアジャストはしない、

  
  というか1回アジャストしたからその部分はもういいかな・・・・というふうに考えてました。


  今はこの関節に何度も再教育を施すことは効果的かどうかを考えています。



  上記のKさんのC6はアジャストしていくうちに症状の改善と無症状の期間が


  のびていくのが感じられ、なおかつその部分が正常に近づいていくのが非常に


  わかりやすかったので十数回C6のアジャストを続けました。



  一般論として同じ人の同じ場所の頚椎をアジャストするということは少ないと思うのですが


  関節の再教育という観点、そしてKさんの時のようなケースだとアジャストを1回きりで


  終えるのではなく数回、もしくは十数回繰り返して元に戻すということも重要ではないかと思います。


  もちろんそこには「靱帯を伸ばさないアジャスト」そして「筋組織を傷めないアジャスト」が必要で

   
  さらには「何故その部分がズレを起こすのか」ということも常に考えておかないと


  いけないのはいうまでもないですね。

 

                       今日はここまで。
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┃                                  
┃【今日のホントのところ 】                
┃                                  
┃■アジャストは一回で終わりではない。場合によっては10回以上その部分を

┃  連続してアジャストすることもある。

┃ 

┃■連続してアジャストするということは関節のセンサーを元に戻すという

┃  再教育であることをわかっておく。

┃   
┃       
┃■関節のセンサーの再教育をするためには靱帯・筋肉を傷めないようにする

┃  アジャストが必要である。

┃  そのアジャストはまさしく「関節のセンサーを刺激しているんだ!!」という

┃  イメージや意識が大切である。アジャストとは刺激ということなのである。   

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━「カイロのホントのところ」
 

            
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  ●アジャストコーディネーターフルヤの読書部屋!!

   「東京タワー」   リリー・フランキー 著  
   
    今回も一気読みでした。

       このような物語本はあまり好きではないのですが、著者の独特な言い回しと

    文章力には感心させられました。

    もちろん内容も良かったです。

    ブログでも紹介したのですが、私の家族関係とそっくりです。

 
           
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    ●カイロベーシック・クラブの連絡帳●
 
      7月8日(土曜日)に臨床手技研究会を会員さん限定で行います。

       内容は「膝」を予定しております。
 
    臨床で多い症例を話しながら、どのように改善にもっていくか・・・・。

    研究しましょう!!

        
      honto@chirobasic.com


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    ●編集後記

   木曜日は施術院がお休みで今日は家族サービスです。

   実は東京に来ています。(いきなりですが・・・・)

   東京には遊び以外で行くことが多いのでなんだか変な気分ですが

   思いっきり楽しんでこようと思っています。

   今年も半分が終わりですね。

   下半期もかなり動きが激しくなりそうです。

   頑張ります。

      
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