カイロプラクティックの理屈からカイロアジャスト上達までカイロのホントのところでおまかせ!!



カイロのホントのところ メールマガジン最新号

2006/06/15 -060号-

【音がしたところはどこからか?】

     □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□         ※当メルマガはこんな方におすすめです。

       1)柔整師・鍼灸師もしくはカイロの学生さんでより深くカイロを知りたい方

       2)アジャストがうまくなりたい方

       3)完全に納得したアジャストをしたい方

       4)理論家でありながら技術を身につけたい方

       5)アジャストを教えることができるようになりたい方

       6)今の自分のアジャストに疑問をお持ちの方


──────────────────────────────────────
●このメルマガの読み方。

1)一応に解剖学の知識もしくは少しカイロプラクティックを知っているという方が読むと
  おもしろいと思います。

2)たまに専門用語がでてきます。できるだけ説明は入れていきますが調べれる範囲で
  皆様もご自分でお調べ下さい。
───────────────────────────────────────
  
  ●はじめに

   こんにちわ。アジャストコーディネーターの古谷です。
        (ブログではこんな始まり方です・・・笑)

   今号で当メルマガも60号となりました。

   50号過ぎてからなんだかまた早くなっている気がしてなりません。

   プライベートですが100号の時は妻がご褒美をくれるみたいです。

   今から楽しみです。

   そんなこんなで(どういう意味だよ・・・)

   50号記念のメルマガ本~テクニシャンになるための41の方法と22の解説~が好評です。
   
   参考になれば幸いです
    ↓↓↓
   http://www.chirobasic.com/merumagabon.htm 
   
   

    ●セミナー情報

   ベーシックコースセミナーを9月10日・17日に開催します。

   詳しい案内は下記です。

   募集は7月1日から開始いたします。
       ↓↓↓
   http://www.chirobasic.com/seminasyoukai.htm
   
   
   アドバンスコースセミナーは10月1日・15日 11月5日・19日に開催します。

   詳しい案内は下記です。(ページの中程からアドバンスコースの案内です)

   募集は8月1日から開始します。
    ↓↓↓
   http://www.chirobasic.com/seminasyoukai.htm
   


    ●メルマガ編集本・解説本

    たくさんのお祝いメールと感想メールを頂いています。

       皆さんが支えてくれたおかげでちょっぴり苦しかった編集作業を耐えることができました。

       感謝・感謝です。

       皆さんの施術家人生に少しでも貢献できればうれしいです。
    ↓↓
        http://www.chirobasic.com/merumagabon.htm 
       


     ●DVD情報

    ■傷めない頸椎アジャストセミナーDVD

     5月に開催したセミナーのDVDが完成しました。
 
     さすがプロです。(仕事が速い)

     早ければ来月初旬に発売開始できます。
  
     セミナー参加者の皆さんには一足先にDVDを送りますね。


     
    ■間違いだらけの胸椎アジャストDVD進行状況

     やっぱりというか・・・プロに任せているDVDの制作が早くなって

     しまいました。間違いだらけの胸椎アジャストは傷めない頸椎アジャストの後に

     発売になりそうです。ひとつひとつテキストも進んでいますのでお待ち下さいね。

     テキストは今までの間違いシリーズの中で一番のボリュームになりそうです。
     




                      それでは本日もいってみましょう!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

                       【音がしたところはどこからか?】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  本日のテーマは、「音がしたところはどこからか?」です。


  また誤解を招くようなテーマですが、アジャストのときにクラックホーンが

  することは周知の通りですが、もちろん音を鳴らすというのがアジャストの目的でもなく

  そして鳴ったからといって成功というわけでもないのでそこのところだけ

  理解した上で読み進めて下さいね(くどいですが・・・・)


  ではお話しを進めたいと思います。
 
  「アジャストの時にクラックホーンがした」ということは、

  どこかの関節を間違いなく刺激したということになります。

  これは皆さんも当然のことだと理解されると思います。


  ただ、一番に刺激したい関節は自分が狙った関節をしたいわけですが、

  どうしてもそれが上下、もしくはテンションのかかり具合で違うところに刺激がいってしまったり

  いたします。


  私もまだまだ未熟なところがあり、たまに違う関節を刺激してしまうことがあります。

  もちろん、しっかりとしたセットアップと深すぎないアジャストをいつも心がけているので

  傷めたりはしませんが、予想以上にアジャストしようしている関節の周囲が緩すぎて

  動いてしまうことがあります。


  今日は私の経験の中で「アジャストしようと思って、不本意にも違う部分が動いてしまう!!」

  という動きやすい部分を勝手ながら(笑)あげていこうかなと思います。

  では早速・・・・


  1.《仙腸関節のアジャストで腰仙関節が動く(L5-S1)》

      仙腸関節を強く刺激するとかなりの確率でこの腰仙関節が動きます。
   
    というか・・・・この仙腸関節からクラックホーンが鳴るという現象は少ないかも。

    音はほぼ腰仙関節だと思っていいですね。



  2.《L4-L5間のアジャストでL3-L4間の関節が動く》

    この事例はプッシュのアジャストでよく起こります。
  
    逆にプル(引くアジャスト)の場合は下部のL5-S1が動きやすくなります。



  3.《中部胸椎のアジャストで肋横突関節が動く》

    この場合、結果的に胸椎の椎間関節に刺激が加われば同時に連結している肋骨との

    関節に影響を与えます。とくに肋横突関節は非常にクラックホーンが鳴りやすいです。

    中部胸椎の椎間関節を膝でアジャストすると複数のクラックホーンが鳴りますが

    これは肋横突関節にも刺激がいっていることになると思います。



  4.《C1、OCC(後頭骨)の回旋アジャストの時にC3上のC2が動く》

    これは非常に多いです。とくにOCCは大きな頭蓋をコンタクトしてアジャストしますので
    
    回旋しようとしたら、動きやすいC2などがC3上で動いてしまいます。(C2上のC1も動きやすいです)

    いわゆる頚椎のアジャストでのボキボキになってしまいます。

    でも頚椎のアジャストのボキボキパターンで一番多いのがC5-C6をアジャストしようと

    思ってC2-C4の部分の関節が動いてしまうことですね。(これも非常に多いです)


 
   脊柱模型をみてみると関節というのは非常に小さいです。

   そして臨床で出くわすクライアントさんには、当然の如く軟部組織が関節の上層にあるわけで、

   自分自身が狙った関節だけを刺激するということは至難の技になると思いますが

   それをすることがカイロプラクターの技ですよね。(真骨頂です)


 
   実は、上記であげたのはほんの一例なんですがもっと細かなことがあるんです。

   例えば4でとりあげたOCCですが、構造上、C1上でOCCは回旋だけというのが少なく

   側屈がともないます。


     このときにOCCの回旋と側屈を同時にアジャストする方法を臨床では使うのですが

   回旋のクラックホーンだけ鳴って、回旋だけ正常に戻っている時があるんです。

   これはいわゆる側屈がアジャストされていないいうことです。


   もちろんモーションパルぺーションで再チェックするのですが、完全にとれていない場合は

   再度、側屈を元に戻すようなアジャストをいたします。
   
  
  
   すでに出来上がっている「傷めない頸椎アジャストセミナーDVD」の中で

   私がアジャストするシーンがあるのですが、その時もOCCの回旋だけしかとれずに、

   もう一度側屈を正常にするためにアジャストをしています。


     非常にわかりやすいシーンでしたのでぜひ皆さんにはみてもらいたいです。

   今、用意をしていますのでもうしばらくお待ち下さいね。

  
    


                       今日はここまで。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃                                  
┃【今日のホントのところ 】                
┃                                  
┃■クラックホーンがしたからといって本当に刺激したいところかは疑問である。
┃  とくに上下の関節には刺激がいきやすい。
┃ 

┃■仙腸関節の刺激は腰仙関節に刺激がいきやすい。
┃  腰椎のアジャストの場合はプッシュの場合は上の関節。
┃  プル(引く)のアジャストの場合は下の関節が動きやすい。
┃  胸椎の場合は肋骨と椎骨との関節。
┃  OCCの時はC2上でC1、C3上でC2が動きやすい。
┃   
┃       
┃■もっと細かく言うと自分がアジャストしたい関節の周辺以外にも
┃  同じ関節からする音は回旋を戻した音か?側屈を戻した音かを見極めることが大事。   

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━「カイロのホントのところ」
 

            
────────────────────────────────────    
  ●アジャストコーディネーターフルヤの読書部屋!!

   「仕事はかけ算」   鮒谷 周史 著  
   
    鮒谷氏とは今までに2回あるセミナーでお会いさせていただきました。

   最初にお会いさせて頂いたときはセミナーが始まる前でした。

   そのセミナーのとなりの人に「いいメルマガがあるんですよ~平成進化論っていってね」と

   話していたら、また近くの人が「今日来ているよ・・・その人・・・」

   「え!!!!」

   速効で名刺を渡しに行って、鮒谷氏にぶしつけにも・・・・・

   「私もメルマガを発行しているのですが、最後の締めくくりの部分を真似させてほしいのですが・・・」

   というと・・・・あっさり「そのぐらいならいいですよ~」ってすぐに承諾して下さいました。

   今から考えるとぶしつけにもほどがあり赤面してしまいます。

   本の紹介忘れていますが、紹介しなくてもいいですね。中身。

   今年のベスト3入りは確実です。(いつも読んでおきたい本棚行き決定です)
          ↓↓↓
       http://jpan.jp/?huna
      
──────────────────────────────────
 
   
    ●カイロベーシック・クラブの連絡帳●
 
      7月8日(土曜日)に臨床手技研究会を会員さん限定で行います。

       内容は「膝」を予定しております。
 
    臨床で多い症例を話しながら、どのように改善にもっていくか・・・・。

    研究しましょう!!

        
      honto@chirobasic.com


────────────────────────────────────
    
    ●編集後記

   DVD制作ですが胸椎アジャストはものすごく深いです。

   伝えにくいところも予想外にあり、予定を変更せざる終えなくなりました。

   予定を変更しまして不本意ながら8月以降に発売しようと思っていた

   「傷めない頸椎アジャストセミナーDVD」のほうを先に発売いたします。

   胸椎アジャストDVDの詳細は毎回メルマガで書いていこうと思っています。

   首を長くして待っていた方にはご迷惑おかけいたします。

   良いものを提供したい気持ちがありますのでもうしばらくお待ち下さい。
   
     
 ────────────────────────────────────