カイロプラクティックの理屈からカイロアジャスト上達までカイロのホントのところでおまかせ!!



カイロのホントのところ メールマガジン最新号

2004/08/05 -012号-

【アジャストの為の用意】

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ※当メルマガはこんな方におすすめです。

1)柔整師・鍼灸師もしくはカイロの学生さんでより深くカイロを知りたい方

2)アジャストがうまくなりたい方

3)完全に納得したアジャストをしたい方

4)理論家でありながら技術を身につけたい方

5)アジャストを教えることができるようになりたい方

6)今の自分のアジャストに疑問をお持ちの方


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●このメルマガの読み方。

1)一応に解剖学の知識もしくは少しカイロプラクティックを知っているという方が読むと
  おもしろいと思います。

2)たまに専門用語がでてきます。できるだけ説明は入れていきますが調べれる範囲で
  皆様もご自分でお調べ下さい。
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●登場人物
  このメルマガはほとんどが会話形式で師匠と弟子の会話で弟子が
  成長していく過程を皆様に読んでいってもらいます。(あくまで予定です。)
  「師」は師匠の言葉で「弟」は弟子の言葉です。
  (そんなんわかると思いますが念のため)

弟子:カイロの学校に行き始めて半年・・・知り合いに「カイロって何?」って
    聞かれてほんとに答えに困ってしまう一学生。思い込みが激しくそれと
    思ったら一直線の性格。情に弱い。

師匠:カイロの施術院を開業して10年。いろんなカイロのセミナーに行きながらノウハウ
    を集め自分のテクニックを高め教え方を確立した弟子のカイロの学校講師。
    性格は温厚だが教えていてテンションがあがってくると誰も聞き取れない
    マシンガントークが学生を困らす。
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●はじめに
ビールがおいしい~~。
いや~いきなりすいません。
フルヤでございます。

ほんとにビールがおいしい季節到来という感じですね!!
フルヤはビール好きですが最近私のセンターで「痛風」のかたが
こられています。

他人事ではないですよね~。
その痛風の方がいっておられましたがビールにも銘柄によって
痛風になりやすいものがあるらしいです。(公表はさけます。)

ちなみにフルヤの好きな銘柄は第3位でした。



では今日も頑張ってまいりましょう~。
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今回は前回からの続きではなく師匠の特別授業です。

★題目:アジャストのための用意★

師「今日はちょっとテーマをつけて勉強していくね。」

弟「先生!!テーマのアジャストのための用意って何ですか?」

師「うん、アジャストの前にするべきこと・考えておくべきことさ」

弟「というと?」

師「私が勉強中の時に非常に疑問に思ったことがあるんだ。
  それは何かというとアジャストしにくい方としやすい方がいることでね・・・」

弟「しやすい方?しにくい方?
  先生~それは関節が柔らかい方はしやすいでしょうし
  固い方はしにくいでしょ~

  当たり前のことじゃないですか。」

師「いや、そのとおりなんだが、じゃ~なんで関節が固くなるのかな?」

弟「それは関節を動かさないからじゃないんですか?
  だから僕たちが関節をアジャストして動きをつけていってあげるんじゃ
  ないですか」

師「関節を動かさないってことは、どういうことだろう?」

弟「どういうことって!?別にどういうことでもないでしょう。
  そのままですよ~。」

師「いや~考えていけるよ。
  関節を動かさないってことは筋肉が動いていないことだよね~」

  関節を可動させるためには筋肉を伸縮させて動かすけど
  ということは関節が固くて動かないということは筋肉を

  刺激すればいいということだよね。」

弟「いや~深く考えていませんでした・・・・・。
  確かにそうですが・・・・・」

師「だから筋肉を刺激したらいいんだけどよくよく考えると
  筋肉の刺激する治療術はいくらでもあるよね~。
 
  でも私は思うのだけどどの筋肉を刺激するか。だと
  思うんだ。」

弟「どの筋肉?」

師「そう。例えば上半身の大きな筋肉でいえば僧帽筋ってのがあるけど
  この筋肉をマッサージしてみれば間違いなく背骨のズレは最初の触診
  したときとは変わるけど・・・でも何かすっきりしないんだよ」

弟「すっきりしないとは?」

師「うん、背骨を触診するとまだ固い部分が残るんだ・・・・・。
  そこで思ったのさ・・・・
  背骨の各関節に密接に関係する筋肉があることを・・・・・」

弟「密接に関係する筋肉?」

師「そう。要するにズレに直接的に関係する筋肉さ・・・・・。
  そこで思ったのが深部筋(回旋筋・横突間筋・多裂筋など)だよ」

弟「深部筋・・・・・。深層の筋肉ですね。」

師「そうさ・・・それでその深部筋にアプローチしようとして押したりするんだが
  どうにも思ったほど固さがとれないんだよ・・・・」

弟「あ~!!!ぴんときましたよ~
  そこでアジャストが必要になるんですね。」

師「そうだよ!!そこでアジャストが必要になるのさ・・・・・
  アジャストはその深部筋をストレッチして伸ばすようにできてある。
  (↑これめちゃ重要です)

  だからその深部筋の存在を知らずしてアジャストをするというのは
  自分がその関節に何をしようとしているのかが全くわかっていないということ
  になるね。

  そのズレはどの深部筋が緊張しているか・・・・それこそが
  アジャストをする前に絶対に知っておくことだよね。
  
  そして大きな筋肉の状態をできるだけ緩ましておいて正常に近い状態に
  しておくことが無理なアジャストを防ぐと思うんだ。

  だからやっておくべきことというのは大きな筋肉を正常にすることかな。」

弟「お~~なんか今日はまた勉強になりました。
  このテーマまだ続きはありますか?」

師「また機会があればするよ~。君がレベルアップをしてまた質問してきたら
  いうよ~。」

弟「はい、頑張ります。」
 
  
  



今日はここまで。

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┃                                  
┃【今日のホントのところ 】                
┃                                  
┃ ■アジャスト前には大きな筋肉はある程度緩んだ状態で。 ┃
┃ 
┃ ■深部筋を知らずしてアジャストは語れない。 ┃

┃ ■アジャストするときに深部筋を伸ばすイメージが大切!!┃
┃                                       
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━「カイロのホントのところ」


──────────────────────────────────── ●「カイロプラクティック的!!独断偏見!!良書案内!!」

★カイロプラクティック・マニュアル脊柱編★  4500円 医道の日本社 
著者:グラント・レイドD.C

中身の内容は詳しくはいえませんがフルヤが思ったのはやっと
こういうふうな本を出してくれたなあ~というのが第一印象でした。

カイロプラクティックの「サブラクセーション」「ズレ」を新しい切り口で
書かれています。

著者の先生が非常に臨床で経験を積まれている方だなあ~と
本を読ませていただき思いました。(当たり前でしょうが・・すいません)


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●編集後記

最後までお読みいただきありがとうございました。

8月8日は第4回目のディバーシファイド初級セミナーです。
今回のメルマガのテーマだったことを頸椎を使ってしたいと
思います。

参加者の皆さんまたまたよろしく御願いします。

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