カイロプラクティックの理屈からカイロアジャスト上達までカイロのホントのところでおまかせ!!



カイロのホントのところ メールマガジン最新号

2004/07/08 -010号-

【中枢神経系】

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ※当メルマガはこんな方におすすめです。

1)柔整師・鍼灸師もしくはカイロの学生さんでより深くカイロを知りたい方

2)アジャストがうまくなりたい方

3)完全に納得したアジャストをしたい方

4)理論家でありながら技術を身につけたい方

5)アジャストを教えることができるようになりたい方

6)今の自分のアジャストに疑問をお持ちの方


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●このメルマガの読み方。

1)一応に解剖学の知識もしくは少しカイロプラクティックを知っているという方が読むと
  おもしろいと思います。

2)たまに専門用語がでてきます。できるだけ説明は入れていきますが調べれる範囲で
  皆様もご自分でお調べ下さい。
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●登場人物
  このメルマガはほとんどが会話形式で師匠と弟子の会話で弟子が
  成長していく過程を皆様に読んでいってもらいます。(あくまで予定です。)
  「師」は師匠の言葉で「弟」は弟子の言葉です。
  (そんなんわかると思いますが念のため)

弟子:カイロの学校に行き始めて半年・・・知り合いに「カイロって何?」って
    聞かれてほんとに答えに困ってしまう一学生。思い込みが激しくそれと
    思ったら一直線の性格。情に弱い。

師匠:カイロの施術院を開業して10年。いろんなカイロのセミナーに行きながらノウハウ
    を集め自分のテクニックを高め教え方を確立した弟子のカイロの学校講師。
    性格は温厚だが教えていてテンションがあがってくると誰も聞き取れない
    マシンガントークが学生を困らす。
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●はじめに
こんにちわ~。
ふるやです。←今日はなぜかひらがな・・・・。

突然ですが・・・・・・
 
祝い!!!!!
とうとう今回で10回に到達いたしました。
これも皆様、読者様のおかげでございます。

これからも情報をどんどんだしていきたいと思います。
みなさんとともに幸せになりたいですね~。

今回新しく読者さんになっていただいた方。
ありがとうございます。
バックナンバーはホームページで続き物で編集してあります。
↓↓↓
http://www.chirobasic.com/merumaga1.htm

簡単にいえば単行本コミックスみたいに今までのメルマガを
一気に読めます。


では今日も頑張ってまいりましょう~。
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前回は整形学検査法のポイントを勉強しました。
さて今日は?

●本編

弟「前回の整形学検査のポイント大変勉強になりました。
  ところで先生。」

師「ん?なんだい。」

弟「問診の次にする検査って整形学検査を第一にするんですか?」

師「いや、問診の時に中枢神経系の問題の可能性があると判断した
  場合はそちらをしないといけないね。」

弟「中枢神経系?」

師「そう。
  まあ平たくいえば脳・脊髄の問題で僕らが扱えないものさ・・・・」

弟「そんな方が来るんですか?」

師「まあ~あまりいないけど覚えておかないといけないね。」

弟「じゃ~問診の時患者さんがどのようになっていたら要注意ですか?」

師「うん。これは治療家によって様々で違うから一言ではいえないが
  重要視しているのは
  
  ・痙攣性動作の発作

  ・意識の欠損

  ・目眩もしくはバランスをとることが困難

  ・知覚欠損

  ・記憶や考えている過程の障害

  ・言語機能の問題

  などなどいっぱいあるね。(他にもたくさんあります。)

  でもね・・・・。一番大事なのはここでのやはり治療家の直感が
  大事なんだ。

  「ん??これくさいな~」なんて感じでわかるよ、きっと。

弟「ということは経験も重要ですね。」

師「もちろんさ。あまり大きな声ではいえないけどお医者さんですら
  脳のMRIなど見てもよくわからないことがあって脳の問題を放置して
  しまうことがある。僕らも小さなことを見落とさずにしっかり患者さんの
  話を聞いて対処すべきだね」

弟「やっぱり問診が大事なんですね。」

師「実は問診の時に中枢神経系の問題のチェックもしてるんだよ」

弟「え・・・・・!?整形学検査法のスリム化もしてそのときに中枢神経系も
  チェックしているんですか?1度にやること多すぎますね~。」

師「いや、中枢神経系の一部(大脳皮質の検査)は
  しゃべっているだけでわかるんだよ。
  だから問診に集中していればいいんだよ。」

  ポイントは問診時に必ず聞くことがあるよね。
  そのときに患者さんが自分自身のことや記憶した事柄について
  常識範囲内で伝えたり・思い出せたりできるかということだよ。

  この常識範囲内というのはあいまいだけど例えば昨日のしたことが
  全く思い出せないなどは異常だよね。昨日どこでその腰を痛めたとか・・・・」

弟「はい、なんとなくわかるような気がします。
  他には?」

師「うん。失語症・失認症・失行症というのがあるね。

  失語症はコミュニケーションが基本的にできない状態
  まあ簡単にいえば患者さんが私たちの言葉を理解できない

  失認症は5感(嗅・味・視・触・聴)で認識することができない。

  失行症は練習などを本来しなくてもできる動作ができない。
  例えばくつひもを結んだり・シャツのボタンをつけるなど・・・・

  これ、全て治療院で患者さんを観察・問診しているとわかることだよね。」

弟「そうですね。これなら僕もわかりそうです。
  では先生ほかの中枢神経系はどうなんでしょうか?」

師「小脳はね・・・・。」



今日はここまで。

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┃                                  
┃【今日のホントのところ 】                
┃                                  
┃ ■はじめから中枢神経系の検査も全部はしない。
┃    (必要なものだけ)┃
┃    
┃ ■問診の中だけで中枢神経系(大脳皮質)の問題を
┃    見つけることもできる。(問題があれば専門医へ)   ┃
┃ 
┃ ┃                                       
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━「カイロのホントのところ」


──────────────────────────────────── ●「カイロプラクティック的!!独断偏見!!良書案内!!」

★パテン 神経診断学★ 中外医学社  14600円 
著者:John Patten

私の母校である日本カイロプラクティックカレッジ大阪校で
使った神経学のテキストです。

実はこの本学生の頃は非常に嫌いでした。
分厚くてわけのわからないことだらけで読むには他のテキストが絶対に
いるんですね。

でも・・・・カイロプラクターは神経系のスペシャリストです。
このような専門的テキストは1冊は持っておいたほうがいいです。
開業してあとあと役にたったなあ~と思える本でした。


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●編集後記

最後までお読みいただきありがとうございました。

今回は少しメルマガ短くしました。
(なぜかこういう内容はだらだら書きたくないので・・・・)

話は変わって
先週の日曜日ある建築関係の大物経営者の方のセミナーを
受けました。
やはりセミナーはいいですね~。
非常に感銘を受けました。

テクニックセミナー・経営セミナー・自己啓発セミナー・・・。
セミナー三昧でお腹いっぱいにしたいところです。
皆さんも外にインプット・・・どうですか?
いいものですよ~。


ではまた次号で。

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