カイロプラクティックの理屈からカイロアジャスト上達までカイロのホントのところでおまかせ!!



カイロのホントのところ メールマガジン最新号

2004/06/24 -009号-

【問診のポイント】

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ※当メルマガはこんな方におすすめです。

1)柔整師・鍼灸師もしくはカイロの学生さんでより深くカイロを知りたい方

2)アジャストがうまくなりたい方

3)完全に納得したアジャストをしたい方

4)理論家でありながら技術を身につけたい方

5)アジャストを教えることができるようになりたい方

6)今の自分のアジャストに疑問をお持ちの方


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●このメルマガの読み方。

1)一応に解剖学の知識もしくは少しカイロプラクティックを知っているという方が読むと
  おもしろいと思います。

2)たまに専門用語がでてきます。できるだけ説明は入れていきますが調べれる範囲で
  皆様もご自分でお調べ下さい。
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●登場人物
  このメルマガはほとんどが会話形式で師匠と弟子の会話で弟子が
  成長していく過程を皆様に読んでいってもらいます。(あくまで予定です。)
  「師」は師匠の言葉で「弟」は弟子の言葉です。
  (そんなんわかると思いますが念のため)

弟子:カイロの学校に行き始めて半年・・・知り合いに「カイロって何?」って
    聞かれてほんとに答えに困ってしまう一学生。思い込みが激しくそれと
    思ったら一直線の性格。情に弱い。

師匠:カイロの施術院を開業して10年。いろんなカイロのセミナーに行きながらノウハウ
    を集め自分のテクニックを高め教え方を確立した弟子のカイロの学校講師。
    性格は温厚だが教えていてテンションがあがってくると誰も聞き取れない
    マシンガントークが学生を困らす。
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●はじめに
 
フルヤです。
毎回読んでいただきありがとうございます。

いきなりですが好評です。
アジャストムービー!!
↓↓↓
http://www.chirobasic.com/adjustsetumei.htm

続編は今のところ予定していませんが

また気が向いたら公開したいと思いま~す。


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●第2回ディバーシファイド初級セミナー終了

第2回目のセミナーが終わりました。
今回は非常に私としても満足なセミナーが行えました。

来て頂いている方のニーズそしてレベルが高いので当初考えていた
スピードよりもずっとハイペースで進んでいます。

第3回もよろしく御願いします。

5月9日のセミナー感想をアップいたしました。
↓↓↓
http://www.chirobasic.com/kannsou2.htm

次回のシリーズに参加したいなあ~と思っている方は
参考にしてください。(新シリーズは来年からになりそうですが・・)


では今回も頑張っていきましょう~。
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前回は問診のポイントを勉強しました。
つづきです。

●本編

弟「問診の仕方・ポイントはよくわかりました。
  次は検査ですね。」

師「そうだね~。検査には何がある?」

弟「はい。まずは神経学テスト・オーソペデックテスト(整形学検査法)
  筋力テストなどがあります。必要に応じて特殊な検査もします。」

師「うん。よくできました。
  じゃ~今日はおわりね。」

弟「えーーーーー!!!!ちょっと待ってくださいよ~
  いつもみたいにポイントを教えてくださいよ~。」

師「よく知ってるじゃない。できるでしょ~全部。」

弟「はい、できます。
  でも・・・・・・・・・・・・・」

師「でも・・・!?」

弟「すごい時間がかかるんです。
  前に親戚のおばちゃんをみさせてもらったんですが検査だけで30分
  かかってしまっておばちゃん疲れてしまって・・・・・・。
  施術どころじゃなかったんです。」

師「30分!!!。それは検査だけでおばちゃんに練習台になってもらったの?

弟「いえ、肩が痛いっていうので・・・施術はしようと思ってました。」

師「う~ん、それはいけないね~。
  臨床的にも好ましくないなあ~

  いけない点は二つ・・・・・
  一つ目はいわなくてもわかるだろうけど時間が長すぎる・・・。
  そんなことしてたら1日に自分も疲れて何人もみれないよ。

  二つ目はおばちゃん自身が疲れてしまって治療どころじゃなくなって
  しまったことだよね。」

弟「どうすればいいでしょうか?」

師「簡単だよ。時間を短くすればいいんだよ。」

弟「いや~それはわかってますよ!!!
  どうしたら時間短縮できるか聞いてるんです。」

師「ごめん、ごめん。
  単刀直入にいうと整形学検査法のスリム化だよ。」

弟「スリム化?????」

師「そう。おばちゃんに整形学検査法をたくさんしなかった?」

弟「はい、肩のありとあらゆる検査しました・・・・だめでした?」

師「うん。だめだよそりゃ~。肩だけでもすごいテストがあるからね~。
  途中でおばちゃん、肩痛いっていってなかった?」

弟「そういや~いってました・・・・・。
  でもちゃんと検査をしないと治療がうまくいかないと思ったんです・・。」

師「気持ちはわかるよ。
  でもこのときにすでおばちゃんの肩は悪くなってるよ・・・・・
  悪くするのが検査かい?

  あのね。検査とくに整形学検査は少しの検査の数で終わらすことが
  ポイントなんだよ。

  意味のない検査は患者さんに無理をかけるといっても過言じゃないよ。
  1つですむのであればそれだけでいいんだよ。

  検査はやる側の勝手だよ。そして私たちのような施術院に来院される方は
  病院で検査漬けでこられるんだよ。そこをわきまえないとね。

  でも必要な検査は絶対いるからね。そこは勘違いしないように。」

弟「よく、わかりました。
  でも具体的にどうするんですか?」

師「まずは問診から考えようね。
  実は問診でほとんどわかってしまうんだよ。

  私は問診の時にすでにこの方にはこのテストは絶対にしないと
  いけないなあ~とか考えているよ。」

弟「え!!問診の時は問診だけしか考えていませんでした。」

師「これは慣れの問題だよ。
  でも今からそれを念頭において問診しないとね。

  頭で考えるんだよ。その痛い部分はどうして痛いのか・・・
  そうするとやらなければいけない検査・やらなくていい検査。
  念のためにする検査などなどいろいろでてくるよ。」

  細かなところはまたの機会でいうけど、まずはポイントは問診の時に
  次の検査を考えていることだね。
  いざ検査の時に考えていたら遅いよ。」

弟「はい。わかりました。
  今日も勉強になりました。ありがとうございました。」


 

今日はここまで。

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┃                                  
┃【今日のホントのところ 】                
┃                                  
┃ ■検査は必要最小限で時間的・体力的に患者さんの負担を減らす。┃
┃    
┃ ■整形学検査はスリム化がキモ。      ┃
┃ 
┃ ■問診の時に次の検査を考えて問診する。  ┃
┃                                       
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━「カイロのホントのところ」


──────────────────────────────────── ●「カイロプラクティック的!!独断偏見!!良書案内!!」

★~写真で学ぶ~整形外科テスト法★ 医道の日本 4100円 
著者:ジョセフ J・シプリアーノ

今日のメルマガのテーマにぴったりの本ですね・・・。
この本は写真が多いんです。だからイメージしやすいので
練習もしやすいと思います。

また各部位の検査のフローチャートがついていますので
まさしくスリム化して整形外科テストができますよ~。

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●編集後記

最後までお読みいただきありがとうございました。

上記に来年にセミナーすることを書きましたが人数なども
未定です。おそらく10人前後の募集になると思います。

私の師匠も非常に少人数できっちり私達に教えてくれました。
実技指導に関してはこれからも少人数を守っていきたいです。


ではまた次号で。

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