カイロプラクティックの理屈からカイロアジャスト上達までカイロのホントのところでおまかせ!!



カイロのホントのところ メールマガジン最新号

2004/03/20 -002号-

【関節がずれる原因】

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1)柔整師・鍼灸師もしくはカイロの学生さんでより深くカイロを知りたい方

2)アジャストがうまくなりたい方

3)完全に納得したアジャストをしたい方

4)理論家でありながら技術を身につけたい方

5)アジャストを教えることができるようになりたい方

6)今の自分のアジャストに疑問をお持ちの方

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●はじめに
3月18日配信予定にしていましたが手違いで配信予約していませんでした。
失礼いたしました。
お詫びいたします。

創刊号から登録していただいた皆さんありがとうございます。
ますますテンションあげてまいります。

今号から新コーナーの「カイロプラクティック的!!独断偏見!良書案内!」
を書いていきます。巻末にて案内しております。

これから徒手療法家を目指す方が増えてきます。
なぜなら・・・柔整・鍼灸学校が増えたから・・・。当たり前ですよね。
さあ~ぬるま湯の治療業界に革命の嵐が吹き荒れる~。

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●このメルマガの読み方。

1)一応に解剖学の知識もしくは少しカイロプラクティックを知っているという方が読むと
  おもしろいと思います。

2)たまに専門用語がでてきます。できるだけ説明は入れていきますが調べれる範囲で
  皆様もご自分でお調べ下さい。
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●登場人物
このメルマガはほとんどが会話形式で師匠と弟子の会話で弟子が
成長していく過程を皆様に読んでいってもらいます。(あくまで予定です。)
「師」は師匠の言葉で「弟」は弟子の言葉です。
(そんなんわかると思いますが念のため)

弟子:カイロの学校に行き始めて半年・・・知り合いに「カイロって何?」って
聞かれてほんとに答えに困ってしまう一学生。思い込みが激しくそれと
思ったら一直線の性格。情に弱い。

師匠:カイロの施術院を開業して10年。 いろんなカイロのセミナーに行きながら
ノウハウを集め自分のテクニックを高め教え方を確立した弟子のカイロの学校講師。性格は温厚だが教えていてテンションがあがってくると誰も聞き取れないマシンガントークが学生を困らす。
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前回までのあらすじ
弟子がまた質問をなげかけ「じゃ~関節って何でずれるんですか?」
の問いまででした。では始まり~。

●本編です。

師:「関節がずれる原因ってそりゃ~いっぱいあるよ。
   あげればきりないけど不正な姿勢・それに対する防御・二次的な問題
   不意な動作などなどだね」

弟:「いや先生・・・そりゃわかっているんですよ。そうじゃなくて組織的に関節って
   なんでずれるんですかっていうことですよ。」

師:「突っ走るね~。よーく考えてみてね。私がいつも言っていることが
   あるよね。カイロプラクターって何のスペシャリストかな?」

弟:「あ!!神経筋骨格系です。」
弟:「あっーー!!神経ですか?」

師:「ありうるけど直接引っ張るものがあるじゃない・・・・

弟:「くそ~筋肉ですね」

師:「そうだよ。筋肉の状態により脊柱・骨盤は非常に影響をうけるよ。
   今、カイロしている方も勉強中の方も骨学も大事だけど筋学はもっとも
   大事だと思うね。昔からのカイロにあるドグマで骨がずれるというもの
   は最初に話したね。このロジックでいくと筋肉の存在を忘れがちに
   してしまう傾向にあると私は思っている。特にカイロを勉強している方は。
   だって筋は合計すると体重の40%以上をしめるよ。これ勉強せずして
   何が腸骨(寛骨)の後方(PI)だよって思うね。」

弟:「え、腸骨って・・・・PI!?後方変位ですよね。ずれですよね。」

師:「そうだよ。だからこれも筋肉が非常に関係するんだ。
   さあ解剖学の本開いてごらん。」

弟:「う~ん。。先生~もしかしてハムストリングスではないですか?」

師:「はい出ました。ほぼ正解!!まあいっぱいあるんだけどおおかた
   あっているね。」

弟:「でも先生!!骨盤の仙腸関節は非常に堅いとききますが・・・」

師:「堅いよ~。めちゃくちゃね。
   ある医学部の解剖学の教授なんかいまだにこの関節は動かんって
   いってるもんね。その根拠は死んだ方の解剖でどんなに動かそうと
   思っても動かないからだって。そりゃ~死んだ方の関節は堅いやろうね。
   柔らかすぎても困りますから・・・この関節。
   たくさんの柔整学校ではいまだ頭かちかちの解剖学教授がいますから
   この関節動かんっていってるかた多いみたいだね(事情通)」

弟:「ひとつ疑問が・・・・。」

師:「なんだい。」

弟:「それだけ堅いのに筋肉は腸骨を引っ張れるんですか。」

師:「筋肉は強いよ。骨を剥離骨折させちゃうからね。」

弟:「では質問変えまして、臨床ではこのことは何に役立つのですか?」

師:「一言でいうよ。
   ハムストが緊張していればPI腸骨の可能性があるということだよ。
   まずはPI腸骨かなって思ったらチェックだね。ハムスト。」
   モーション・パルぺーションの本の応用さ。
   
弟:「モーション・パルぺーション?あの中川D.Cの本ですか?」

師:「そうだよ!!」


~今日はここまで~



──────────────────────────────────── ●「カイロプラクティック的!!独断偏見!!良書案内!!」

★モーション・パルぺーション★
中川 貴雄D.C編著 8400円 科学新聞社

~独断偏見~
中川先生の紹介は別に譲りますがこの本はカイロのどの学校にも使われて
いると思います。テキストにはもってこいですね。私的に重要なところは・・・・
最初のほうです。そうそう各論に入る前です。カイロの「カ」がここにちりばめ
られています。次回の第3号の展開が読めるものが書いてあります。
教えろよ~って怒らないでね。
勉強ですから。

──────────────────────────────────── ●編集後記
いかがでしたか?
新コーナー。
カイロの本って高いーーーー。
皆さん思っていませんか?
私も思います。でもどんな本でも絶対ひとつはいいところあります。
探してみてください。「この本はだめだな」って思う前に・・・・
探す気持ちでいると不思議に見つかるもんです。
そのほうが絶対得ですよ・・・。
またご感想・ご意見お待ちしております。

●告知
2004年5月9日に初級セミナー行います。下記の詳細はホームページにて。
セミナー案内→http://www.h7.dion.ne.jp/~chiro13/semninasyokyu.htm
お問い合せ・お申し込みはメールにて御願いいたします。
メールはその日に返信を心がけていますがなにぶん治療がありますので
遅れる場合もございます。あとセミナーで不在とか・・・・。必ず返信しますから
待っていてくださいね。

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