上肢の観察は立位、腹臥位、仰臥位と3種類の観察をまとめました。
観察によって「見立て」がつくられ、検査、そして施術へとつながっていきます。
よって観察は一番最初のクライアントさんとのコミュニケーションとなり、施術の指針となってきます。この観察によって、
どの筋肉がおかしいのか?
どのような体勢が日常で多いのか?
痛みはどこにおこりやすいのか?
そして、その問題になっている部分は施術後にどのようになっているのかをチェックするために、観察というのは必要です。この上肢編のDVDにはたっぷりとその内容が盛り込まれています。
これはカイロプラクティックの世界だけでなく、整体や他の分野でも言われていることですが、
それ以上のことをお話ししてくれないです。
実際の臨床では痛いところよりも関連する筋肉が問題となっていることがほとんどです。
その部分を触ることにより、クライアントさんの痛みも改善します。
DVDでは上肢の各関節の問題になりやすい筋肉を列挙しています。そして各関節の最も重要な筋肉の実技をデモンストレーションしています。
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上肢と言えば、ほぼ肩の問題ではないでしょうか・・・。
肩の問題と言っても、「肩こり」「四十肩・五十肩」などいろいろありますが、今回の臨床四肢セミナー<上肢編>では肩の問題の全般で使える内容の講義と実技をしています。
重要なのはテクニックではなく、「見立て」であったり、どんな考え方をするかです。
セミナーで講義していることは、一般的に業界で言われていることとは、いっせんを画すお話しをしています。これは施術家の先生でさえ大きく考えが転換するでしょう。
カイロプラクティックのモーションパルぺーションの大事さはいつもお話していますが、肩の関節に限っては臨床ではほぼ使いません。これは何人かの臨床歴が長い先生も同じく同様の意見です。
モーションパルぺーションの本にも書かれているのに、
なぜ使わないのか?
なぜ肩のモーションパルぺーションは必要ないのか?
肩には他の検査がありますし、それに応じたみかたがあります。
そのみかたをしっかりマスターすることで瞬時にどの部分が問題かをおおまかに見破ることができるのです。
DVDでは、その見破り方をフローチャートでわかりやすく説明しています。
肩の施術で黒幕的存在の筋肉があります。肩を施術するのにほぼ100%触る部分です。
他の施術院に行かれて改善せずに肩の問題で来られた方にお話しを聞くと、ほぼこの筋肉を
触ったりしていません。絶対に触ることが必要なのに・・・。
このアプローチはクライアントさんを論より証拠でうならせることができますが、「論」でもうならせることができます。それほど理屈がしっかりしているということです。
もちろん触ればすぐに結果がでて、まずは最初の施術をクライアントさんと喜んで終われる
ことでしょう。DVDでは有効な触り方をデモンストレーションしています。
前腕部分には橈骨と尺骨がありますが、尺骨をベースとした回内と回外のモーションパルぺーションで前腕部分の筋肉の異常をみつけます。
この方法を使えば、瞬時に問題をみつけ肘の痛みなどの施術に役に立つでしょう。
手首にある手根骨は数多いですが、2つのモーションパルぺーションで
ほぼおおまかにチェックすることができます。
そしてこの手首のチェックで肘の問題などの鑑別も一緒に出来てしまいます。
例えば、後方手根骨の場合は肘のどこかの部分が痛む可能性があるということが
わかります。
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「指が痛い!!」患者さんから訴えられるとカイロプラクティック特有の
「それは、頚椎からの問題で・・・」としか言えなかった開業当時。
心の中では、「頚椎からの問題もあるけど、他にもあるのでは・・・」なんて思ってましたが、
やはりあったんです。
頚椎からの問題ももちろんあるでしょう。わからないでもないです。
けど、今の患者さんは待ってくれません。すぐに目の前で効果がないと納得してくれないんです。
今では「指を曲げたら痛いです・・・」
と訴える患者さんを心の中で待っているぐらいに自信がつきました。
指の痛みにも絶対に触ってほしい筋肉があります。
もちろんただ単に施術だけというわけではありません。調べ方もしっかりしています。
施術後にクライアントさんに、「指を動かしてみて!!」と言う言葉に自信がつきますよ。
実は私だけが結果を出しているのではなく、セミナーにご参加された先生からセミナー後に「施術報告」として結果がでた喜びのメール
さらには、早速DVDをみてくださった先生からもご感想を頂きました!
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手・指のしびれの方がご来院されたらどのように対処しますか?
実は絶対にしなければいけない検査があります。これをするとクライアントさんからは絶大な信頼を得ることができるはずです。
なぜならば、それは非常にクライアントさんにも説明しやすく、なおかつわかりやすい検査
だからです。でも、わかりやすいテストでも大まかにどの部分がおかしいのかをしっかりチェックできたりするんですね。
「よし、これは首の筋肉からしびれがきている」というのがわかれば、自信を持って施術
できますし、クライアントさんも納得して施術を受けられるでしょう。
正直なところ、しびれは改善しにくい症状のひとつだと私は思っています。
しかし、クライアントさんもそれは承知の上で施術を受けられます。
クライアントさんは何を望んでいるのか?もちろん改善を望んでいますが、
まずはちゃんと検査してくれているのか?
そして施術家の説明はわかりやすいのか?
そしてその説明は自分が納得できているのか?
上記の条件がそろってはじめて施術を受けられていることを施術家は理解しないといけないでしょう。
DVDでは、この上肢のしびれに対して、3つの神経(橈骨神経、正中神経、尺骨神経)
をテーマにクライアントさんの信頼を得るための検査として紹介しています。
これをすることによりクライアントさんからの信頼が厚くなることは間違いないです。
私の施術院のデータでは、ご来院された人の“34%”もの方が肩こりを訴えられていました。
これは驚くべき数字です。約3人に1人が「肩こり」を訴えられているわけです。
ということは、この肩こりをタイプ別にわけて攻略できれば施術も楽になるはずです。
私はテクニックはいろいろあってもいいと思いますが、みかたやタイプ別に分けることは、
ある程度ベースとなりうるものや基本となる考え方があってもいいと思います。
実はほとんどの施術家が知っている事実。
それは「肩こりはその部分が原因ではない!!」という事実ですよね。
では、いったいどこからきているんですか?
では、いったいどの部分からの問題で肩がこっているんですか?
もちろん精神的な問題で・・・とかもっといえば霊的にとか・・・こんなこといいだしたら
いろいろあります。これはその専門家にお任せしましょう。
私たちは体の筋骨格系、おもに構造などをみる専門家です。
その見地から肩こりを「3タイプ」でもすらすらと説明できるようにならないといけないです。
DVDではデモンストレーションを交え、実際に参加者の先生を施術しています。
ここまで、長いレターを読んで頂きありがとうました。
それでは、臨床四肢セミナーDVD<上肢編>の詳しい内容をご覧下さい。
※現在DVDの生産は終了しております。
オンライン動画での販売となります。
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